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Channel: Jazzを聴こうぜBLOG版
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一瞬の煌めき!! なぜインプロヴィゼーションなのか・・・

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アハハハハハ。
2年半以上!!!
2年半以上ですよ!!!!!!
ずいぶんと長い不在だったね。
いや、別に不在だったわけじゃないんだけど・・・・ただ書けなかっただけなんだけどね。

ということで、何事もなかったように書き始めることにします(笑)。

今朝ね、パーカーを聴いてた。
バード・アンド・ディズ、ウィズ・ストリングス。
いいねぇ・・・
最近パーカーをよく聴く。

パーカーのフレーズは、走り幅跳びの選手が、踏み切って今まさに跳躍しようとする、その瞬間に似ている。

ボクサーが、コンマ何秒かの一瞬の反応でカウンターパンチを放つ、その瞬間に似ている。

サッカー選手が、とっさに自チームと相手チームのポジショニングを判断して絶妙のスルーパスを出す、その瞬間に似ている。

特にアップテンポな演奏に感じることだけど、曲の進行、時間の経過に直面して、即興でフレーズを生み出すことを迫られた時に、経験則や、修練によって培われた技術や音楽への理解を土台として、その瞬間に演奏者の肉体からはじき出されるフレーズ。
フレーズを紡ぐ一瞬、その瞬間はもう理屈じゃない。
感覚と反応、反射的に肉体がメロディを選択して、音楽を壊さないようにフレーズをはじき出す。下手くそだと、そこで矛盾が生じて音楽が壊れてしまう。
色々と理論や技術はあるだろうけど、最終的にはその演奏者の反射神経と肉体の瞬発力だよね。
その人個人の思想や思考、性格や判断力といったメンタル、持久力や瞬発力、反射力や筋力といったフィジカルもひっくるめて、その人、その人間総体から紡ぎだされる音楽。
僕らはその一瞬の煌めきにしびれる・・・。
山下洋輔が何かの本で書いていたんだけど、ジャズは俺様の音楽だ、っての。
「俺がこう言っているぞ!。俺様がこう申しておるぞ!!!」って、それがジャズだっての。
即興演奏って要素がある音楽は少なからずこういった趣はあると思うんだけど、特にジャズはそれを強く感じる。
個人的な音楽だよね.
その強烈なパーソナリズム、エゴイズムといってもいい自己主張に、どうしようもなく惹かれる。
個性と行ってしまえばそうなんだけど、それよりもっと生活に根差した、語り口調だったり、表情だったり、体臭だったり、そういう個々人の持っているその人の形のようなものに近いと思う。
抽象的だね。
抽象的だけど、今の僕の語彙では、これ以上説明することができないや(笑)。

そういうパーソナリズムを音楽に乗せるとき、それはやっぱり用意周到に計画されて描きこまれた音楽よりも、その瞬間にすべてが決定される即興、インプロヴィゼーションの方がより発現する、また発露してしまうものだと思う。
意外な設問に思わず本音が漏れてしまうように、隠していたことをついポロッと口にしてしまうように、逆切れして怒鳴り散らしてしまうように・・・・
そして、即興で演奏しようとすれば、音楽に矛盾がないようにするには、楽器を瞬時に自分の体の一部のように反応してコントロールできる修練と、音楽に対する理解(感覚的なものであっても)が必要になってくると思う。
そういうものを兼ね備えて、なおかつ聴き手に訴えかけるなにか、カッコ良さだったり迫力だったり、美しさだったり、を持つものが名演と呼ばれるんだろうね。
だから僕はジャズを聴くんだろうなあと。
最近はそう思うようになった。
2年半もたつと、ずいぶん考え方も変わるもんだなぁ(笑)
逆にね、コンセプトが先に立つフリーインプロヴィゼーションのような音楽は、なんだか無味無臭のように感じて、体臭のない人のようで(笑)、最近は興味が薄れてきた。

ジャズっつってもいろいろあるから、一概にパーソナリズムの発現がすべてだなんて言えないんだけど、最近の僕はそれを強く感じさせるようなジャズに、魅力を感じているということです。

以上!!!(笑)

むぅ・・・・筆力が落ちたなぁ・・・・・
あと、言いたいことを整理して一つの文脈にまとめる力も落ちた。
まぁ仕方ないやね。
全然書いてなかったんだから。

今後はね、うーん・・・・・たぶんまた書くよ。
明日かもしれないし、何年か先かもしれないけど。

もしかしたらまとまった文章を書くんじゃなくて、言いたいことを散発的に書き散らすようなものになるかもしれない。

まあどっちでもいいか。
たぶんまた書きます。

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